江戸時代の通貨

意外と大事な問題で、あたくしもずっと疑問ではあったのですが、フレーベル館が出している『子どもも、おとなも楽しめる 江戸小ばなし』という本に書いてありました。

それによると、江戸時代には「金貨、銀貨、銭」の3種類の通貨が流通していて、

金貨1両=4分=16朱=銀60匁(もんめ)=銭六貫文(6,000文)

だそうです。金貨は上級武士が、銀貨は主に商人や下級武士が、銭は主に庶民が使ったそうです。10進法じゃないのがややこしいですな。

つまり、1両を10万円とすると、「時そば」の16文というのは

100,000円/6,000文*16≒266円

となります。立ち食いそば266円。妥当ですね。
「五貫文」という落語があります。あれの過料は

100,000円/6,000文*5.000文≒83,333円

ですね。速度違反よりだいぶ高い。

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