2016-11

落語のこと

金明竹の言い立てを文字にする④

沢庵・木庵・隠元禅師貼り混ぜの小屏風 沢庵宗彭は安土桃山から江戸時代前期にかけての臨済宗の僧。沢庵漬けの考案者と言われている。 木庵は江戸時代前期に明国から渡来した臨済宗の僧。黄檗三筆の一人、つまり書道家としても名高い。 隠元禅師とは明・清...
落語のこと

金明竹の言い立てを文字にする③

柄前はな、 だんなはんが古鉄刀木といやはって、 やっぱりありゃ埋れ木じゃそうにな、木が違うておりまっさかいなあ、 念のため、ちょっとお断り申します。 柄前は刀の柄のこと。 古鉄刀木とは、古いタガヤサンのこと。タガヤサンとはマメ科の広葉樹。熱...
落語のこと

金明竹の言い立てを文字にする②

とりあえず前半部分。 祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに備前長船の則光、四分一ごしらえ横谷宗岷小柄付きの脇差し なるほど、分かるような分からないような。 解説 祐乗・宗乗・光乗 三作の三所物 これは後藤四郎兵衛家という室町~江戸にかけて...
落語のこと

金明竹の言い立てを文字にする①

あれ、何べんも聞いてるんですが、未だに意味がわからないんです。 勉強不足ですね。 「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。 先度、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに備前長船の則光、四分一ごしらえ...