金明竹の言い立てを文字にする③

柄前はな、
だんなはんが古鉄刀木といやはって、
やっぱりありゃ埋れ木じゃそうにな、木が違うておりまっさかいなあ、
念のため、ちょっとお断り申します。

柄前は刀の柄のこと。
古鉄刀木とは、古いタガヤサンのこと。タガヤサンとはマメ科の広葉樹。熱帯地方から日本に輸入された銘木の一つで、その杢目の美しさから人気がある。
埋れ木とは、半ば炭化した樹木の美樹。彫刻などに使われる。

次は、のんこの茶碗、黄檗山金明竹、遠州宗甫の銘がございます寸胴の花いけ、
古池や蛙飛び込む水の音と申します風羅坊正筆の掛物。

のんことは、安土桃山時代から江戸時代にかけての陶芸家の通称。三代目楽吉左衛門家の当主。
黄檗山とは中国・福建省の山。万福寺という寺がある。ここから渡来した隠元禅師が同名の寺(萬福寺と書くが)を京都府宇治市に建立。その山も黄檗山となった。竹で有名。
金明竹とは、中国・福建省原産の黄金色の竹。
遠州宗甫とは、遠州流の創始者・小堀政一のこと。大名であり茶人であり建築家であった。
ずんどうとは、寸胴、つまり円筒形のもの。
風羅坊とは松尾芭蕉のこと。正筆とは肉筆のこと。

まだまだ続きます。

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